一口馬主初勝利&初口取り

11月10日東京競馬場

この日は一口愛馬 ターファイトクラブ「ハディア」の未勝利戦ダート1400Mが1Rに組まれており、朝 スーツを着込んで競馬場に向かいました。

スーツで競馬場を訪れるのは4回目となり、ターファイト柄のネクタイも心持ち馴染んできたように感じます。パドックには残念ながら間に合いませんでした。

府中は、朝から日差しが肌に痛い程の好天で、良馬場向きのハディアに舞台は整った様に思えました。

1Rのファンファーレが響き渡り、各馬がスムーズにゲートインしていきます。ハディアは内枠を引くことが多く、この日も馬番は1番で競馬に挑みます。また、スタートは抜群に上手い馬で安心してゲートを見ていられます。もしも30M競走があるのなら、G1のタイトルも狙える器だと思っております😄

案の定、ゲートが開くとスターとダッシュを決めて先手をとります。

外から速い馬が3頭出て来た為、控えてその後に付けます。4コーナーを4番手で周り直線残り400M辺りから追い出しにかかるとジワジワ延びてきて200Mで前の2頭を交わそうとします。

いつものハディアならこの辺から延びなくなって、3着で終わるパターンが見受けられハラハラしていましたが、この日は違いました。

メンバー中最速の上がり3ハロン37秒の脚を使い先頭のアポロティアモに襲い掛かります。「差せー❗️ハディアー」悲鳴に近い叫び。競馬でこんなに叫んだ記憶は有りません。ジリジリ追い詰めて並んだところがゴールでした。「勝った?」「届かなかったか~?」「どっちだよー」辺りは騒然となりました。身体中に鳥肌がたちました。

が、口取り当選している身としてはスタンドで勝ち負けを見ているわけにはいかず、集合場所に向かうと既に皆さんが待機していました。後で集合時間が遅い指摘を受け、初めてで分からなかったのですが、ゴールの瞬間は集合場所に居なければ間に合わない事が判明しました。

そして未だ判定中で勝利が確定していないにも関わらず、ウィナーズサークルに向けて歩き出しました。結果2着だったら間抜けな出来事でしたが、地下馬道の側で同着の知らせを聞き喜びを隠しきれないでいると「静かに」「もっと早く歩いて下さい」等の注意をJRAの引率の方から頂きます。ターファイターは口取り経験に乏しいため、田舎のネズミ状態ですが、しっかり学習しました。次は任せろ❗️

進んでいると、今 レースを終えたハディアが地下馬道を歩いてきました。

馬体からは湯気が上がり、興奮状態で、それはそれは熱戦を物語っている様に見えました。(お疲れ様、有り難うハディア)心の中で感謝してウィナーズサークルへ…「おめでとうございまーす」と一般の方から祝福され嬉しさと恥ずかしさからニヤニヤしてしまいました。白髪の黒鉄ヒロシ風の粕谷調教師にゼッケンを持ってきて頂いたので心の中で(有り難う粕谷先生)と感謝しました。今思えば口に出して言えば良かった。

ターファイト現3歳 フェアリープール1頭から始めた一口馬主生活。初勝利、初口取り、おまけに1着同着のオプション迄付けてもらい

忘れられない日となりました。ハディアに関わる全ての方に感謝したいです。

結婚記念日は忘れてもこの日の事は忘れないだろうと思います。

因みにこの日は12R迄残っていましたが、1Rと12R、始まりと終わりを勝利したのは粕谷厩舎で、勝った馬はどちらも1番のゼッケンを着けた村田牧場と谷川牧場の生産馬だったのです。

何かしらの因縁を感じずにはいられません。

そして何度もレースを見ましたが何度見てもドキドキします。普通の勝ち方で無かった事がそうさせるのでしょう。1日ポーとしていました。よろしかったら未勝利戦ですが御覧いただければと思います。

この日の一口馬主初勝利の興奮と感動を備忘録として書き残し、私的な記念日に制定したいと思います。

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